令和5年1月のこみリハ教室


冬場のご参加は大変ですが、1月21日(土)14:30~いつも通りこみリハ教室を開催致しました。
ご参加頂いたのは、レギュラー参加の2組のご夫妻に、初めてご参加頂いた1組のご夫妻、いつもボランティアでご参加くださる奥様とスタッフ2名です。


早速、前半の部では、お正月の様子など伺いました。去年腰を痛めたKさんはリハビリに通っているとのことでしたが、歩く時の姿勢がとても良くなっておりました。背が伸びたくらいに感じます。又今年も雪が解けたらウォーキングできますようにと願うばかりです。

お正月ならではに話題も。年賀状のお年玉切手が当たったと早速交換ご持参くださったYさんでした。最近のお年玉商品は何かな?と調べたらなんと現金!でしたね。最近は年賀状を卒業される方も多いので仕方ないのですが、ちょっと寂しいですね。初めてご参加のSさんは、少し戸惑い気味です。うまく話せないという訴えを繰り返してくださいました。


(愛用のデジカメで6枚当たったとお知らせくださいました。)

後半は、恒例の仮名文字チップで単語作りゲームです。いつもなら1月はかるたビンゴですが、予定を変更致しました。いつものお二人はルールも熟知されており、スムーズに取り組まれておりましたが、初参加のSさんは初めてなので大変だったと思います。奥様とスタッフのサポートで徐々に慣れていったかな?なかなか難しいですよね。また懲りずにご参加くださると嬉しいです。





難しい文字のチョイスになったかな…と思いきや、皆さん余さず単語を作って下さいました。

なんと常連組のお二人は、全く同じ単語がそろいました。今回は他の人と違う単語がいくつあるかで競いましたので、初参加のSさんの勝利となりました。

寒い中、皆さんご参加有難うございました。

失語症サロンいーたいむのこみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30からスーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております。詳しいお問い合わせは、いーたいむ金浜まで。

失語症講座を開催致しました。


令和5年1月14日(土)、札幌市が主催する公募型障がい者コミュニケーション市民講座企画の一つとして、『失語症を知る実践講座』を開催致しました。

20名募集予定のところを、27名の方がご参加くださいました。会場は札幌市身体障害者福祉センター大会議室です。本来100名収容の広さがあり、定員数を超えても感染対策が可能であると判断しお申込み頂いた方全員にご参加頂くこととなりました。
午前は、失語症についての基礎講座です。


午後は、グループに分かれて実践スタイルで接し方のコツを学んで頂きました。


コロナで、冬場で、午前午後の長いスケージュール、とハードルの高い状況ではありましたが、多くの方が失語症に関心をお寄せくださいましたことを改めて感謝申し上げます。

令和4年12月のこみリハ教室


12月17日は、今年最後のこみリハ教室でした。札幌は去年よりも早く根雪を感じるようになりました。何かと出不精になりがちな季節ですが、4組7名の方のご参加を頂きました。


Iさんは、2ヶ月ぶりのご参加です、旅行好きのIさんご夫妻は、病前からの趣味を麻痺に負けずに続けています。今回も旅のお話しをじっくりお聞きすることが出来ました。Iさんの旅ばなしは他の参加者の皆さんもすっかり楽しみになっているようです。今月5日に長崎に行ってきました。千歳空港から福岡空港へそして新幹線に途中乗り換えて長崎へ。巡った観光名所の名前を一つづづゆっくり紹介下さいます。坂の多い町、原爆記念館の登りが大変だったと教えてくれました。病前にも行ったことのある長崎を今度は杖をついて歩くことで以前気づかなかったことで印象が変わることもおありでしょうが、屈することなく旅を重ねることでむしろどんどん自信をつけているIさんの姿は皆さんの励み憧れです。

Nさんは、毎年恒例の年賀状作成のお話しです。土鈴のコレクターであるNさん、年賀状に思い入れがあります。左手でひと言を一枚ずつ書いているところとのこと。日課の映画鑑賞もしばしお休みとのことでした。
Nさんが毎年依頼する印刷屋さんの名前が出ると、隣の席のAさんが知っているとお話しが展開しました。

そのAさん、数か月前にぎっくり腰になり皆さんからアドバイスをもらっていましたが、大分良くなったようです。奥さんが仕事に行くので自分が家事担当とのこと、洗濯ばかりしていると、奥さんに洗剤と水がもったいないから頻度を変えるよう言われるそうです。数年前に体調を崩して以来、食生活を見直したAさんは野菜中心の食生活ですが「草ばかり食べている」と話し、皆さんを笑わせてくれます。

Kさんは前回珍しくお休み。当日急に膝が痛み出し病院に行かれました。注射してリハビリが必要と言われたとメモをみながらお話しくださいます。今日は杖をついてきたKさん、こころなしか腰が伸び背が高くなった感じがしました。姿勢が改善され足の負担が軽くなるといいですね。

休憩に入っても皆さんそれぞれに交流されていて和やかなひとときでした。左手で上手にスマホのカメラを使いこなすのを見て皆で使い方を確認しました。これからはスマホのカメラをお勧めします、画面上ではなく側面のボタンを押しても撮れるのですね!ちょっと気づくの遅いですね。


後半のレクは2本立てです。
1本目は「アイウ」です。皆さんで順番に「アイウ」を1音ずつ発音していきます。簡単なようですが、思うように言葉が出ない皆さんにとっては前の人と同じ発音をしてしまったり、「え」と言ってしまったりしてしまい、緊張と集中が伴います。ご家族もついつられそうになり、皆さんで和気あいあいと発音発声の練習ができました。「リンゴ」や「ミカン」など単語でもできますが。個人的には「アイウ」がいいですね~。


2本目は数字ビンゴです。今回は皆さんに2桁の数字を想起して言って頂き、それを25マスに埋めて行きます。失語症の方に数字は本当に難しいことが多く、言う、書く、聞くことが一度に練習できます。



コロナの感染がまだ続く中、こみリハ参加メンバーの皆さん、スタッフ、ボランティアの方を含め、全員無事に今年もご利用頂けたことを感謝し、来年来月も元気にお目に掛かれますよう願い、お開きとなりました。

いーたいむのこみリハ教室は、毎月第3土曜日午後2:30~4:30まで、スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております、詳しくはいーたいむにお問い合わせ下さい。