令和5年2月のこみリハ教室



18日午後2:30から、スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームでこみリハ教室を開催致しました。
北海道の宿命、冬場は外出がしにくい方も多く、今月のご参加者は見学の方、ボランティアの方、スタッフを含め9名でした。今回はその分、いつもよりゆっくりお話しを聞けたり情報交換ができたように思います。

愛用のバインダー日記をご披露頂いて、自主トレの様子や最近見た映画のお話を伺えたり、少し前にお使い始めたスマホのカメラや歩数計アプリの活用についてなどお教え頂いたり、通っているデイの利用者さんのことを紹介してくださったりと話題はいろいろです。あっという間に前半の1時間が過ぎました。


後半はお正月恒例にかるたビンゴを行いました。失語症の方は仮名文字の理解が難しくなる方が多いです。
こみリハのご参加の皆さんも耳で聞き、ボードに記した文字を見てと理解しやすい手段をお使い頂きながら探して頂きます。ビンゴのルールも皆さんにはほぼ定着。「リーチ」「ないよ~」などと声が飛ぶ中、「ビンゴ!」の声も響いておりました。


最後に「あいう」を行いました。失語症のグループ訓練で紹介されている課題で、あ、い、うを1人づつ交互に言います。簡単そうですが、失語の方はこれがなかなか出ないのです。つい前の人と同じものを言ってしまったり、「う」につられて「え」と言ってしまったりするのです。「…ン…あ」とか「…い」などと間違えないように集中と緊張を繰り返し皆さん発音されていました。

ご家族の皆さんにも一緒にご参加頂きましたが失語症でなくても急に振られると緊張しますね。ホッとしたりちょっとドキドキも時には必要ですね。

ご家族もご参加頂ける「こみリハ教室」は、毎月第3土曜日の午後2:30~4:30まで、スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております。詳細はいーたいむまでお問い合わせください。

令和5年1月のこみリハ教室


冬場のご参加は大変ですが、1月21日(土)14:30~いつも通りこみリハ教室を開催致しました。
ご参加頂いたのは、レギュラー参加の2組のご夫妻に、初めてご参加頂いた1組のご夫妻、いつもボランティアでご参加くださる奥様とスタッフ2名です。


早速、前半の部では、お正月の様子など伺いました。去年腰を痛めたKさんはリハビリに通っているとのことでしたが、歩く時の姿勢がとても良くなっておりました。背が伸びたくらいに感じます。又今年も雪が解けたらウォーキングできますようにと願うばかりです。

お正月ならではに話題も。年賀状のお年玉切手が当たったと早速交換ご持参くださったYさんでした。最近のお年玉商品は何かな?と調べたらなんと現金!でしたね。最近は年賀状を卒業される方も多いので仕方ないのですが、ちょっと寂しいですね。初めてご参加のSさんは、少し戸惑い気味です。うまく話せないという訴えを繰り返してくださいました。


(愛用のデジカメで6枚当たったとお知らせくださいました。)

後半は、恒例の仮名文字チップで単語作りゲームです。いつもなら1月はかるたビンゴですが、予定を変更致しました。いつものお二人はルールも熟知されており、スムーズに取り組まれておりましたが、初参加のSさんは初めてなので大変だったと思います。奥様とスタッフのサポートで徐々に慣れていったかな?なかなか難しいですよね。また懲りずにご参加くださると嬉しいです。





難しい文字のチョイスになったかな…と思いきや、皆さん余さず単語を作って下さいました。

なんと常連組のお二人は、全く同じ単語がそろいました。今回は他の人と違う単語がいくつあるかで競いましたので、初参加のSさんの勝利となりました。

寒い中、皆さんご参加有難うございました。

失語症サロンいーたいむのこみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30からスーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております。詳しいお問い合わせは、いーたいむ金浜まで。

失語症講座を開催致しました。


令和5年1月14日(土)、札幌市が主催する公募型障がい者コミュニケーション市民講座企画の一つとして、『失語症を知る実践講座』を開催致しました。

20名募集予定のところを、27名の方がご参加くださいました。会場は札幌市身体障害者福祉センター大会議室です。本来100名収容の広さがあり、定員数を超えても感染対策が可能であると判断しお申込み頂いた方全員にご参加頂くこととなりました。
午前は、失語症についての基礎講座です。


午後は、グループに分かれて実践スタイルで接し方のコツを学んで頂きました。


コロナで、冬場で、午前午後の長いスケージュール、とハードルの高い状況ではありましたが、多くの方が失語症に関心をお寄せくださいましたことを改めて感謝申し上げます。