令和7年11月のこみリハ教室


失語症サロンいーたいむの言語聴覚士 金浜 悦子です。
このレポートでは、札幌で毎月開催している失語症の方のリハビリ教室
「こみリハ」の様子をご紹介しています。
この教室は、ご家族も一緒に参加することができます。

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雪を免れた11月15日の第3土曜日、失語症の方、ご家族、ボランティアの方と私たちスタッフ、総勢10名で賑やかに始まりました。


前半の近況報告では、2か月ぶりにご参加のNさんからたっぷりご報告をいただきました。先月はご両親の法要があったこと、美術館に行かれたことやパークホテルで喜寿のお祝いをサプライズでしてもらったこと、そして最近秋の恒例になっている、平岡樹芸センターの紅葉を見に行かれた話など盛りだくさんでした。

言葉がなかなか出ないNさんは、奥さんの助けをいただきつつ発表されますが、その際に大事なツールとなるのがパンフレットです。今回もたくさん披露下さいました。



写真をうまく利用されているのはTさんです。この秋は奥さんと一緒に道北の温泉巡りを楽しまれたようで、天塩川や豊富、愛別の地名が出ておりました。途中高速道路に倒木があって予定外のインターチェンジで下ろされたアクシデントも。

腰の痛みにいつも悩まされているMさんは、登別温泉に息子さん家族と出かけることができ、お孫さんたちに助けてもらいながら、大浴場に入ることができたとのことでした。なんとも頼もしいお話です。

Hさんは、少しづつ庭の冬囲いを始めているとのこと、足に麻痺が残っているのでお話をきいて驚きましたが挑戦はまだまだ続きそうです。意地悪な司会者にお庭の木の名前を言わされていました(笑)。

この夏に体調を崩されていたKさんは調子が戻りつつあるようで、いつもの笑顔でメモしてきたことを読んで下さいます。

へそくりを無くしかけたAさんは今日の参加を見合わせる予定でしたが、布団の中で発見できて、予定通りご参加下さいました。

話す訓練には、話したいことと、話したい人、伝えたい人がいることが必要と思います。毎月何を話そうかと悩んでおられる方もいらっしゃいますが、だんだん話したいことや、聞きたいことは増えていくと思います。こみリハ教室開催の目的は、そんな人たちが集い交わる機会を作ることです。

後半のレクは、「あなたの順番当てゲーム」です。今回はスタッフ3人の洗ったり食べたりの順番を、単語チップを見て考え並べていただきました。まず1人目は、お風呂で体のどこをあらうかの順番、2人めは、お寿司を食べるネタの順番です。3人目は、デザートを食べる順番です。






どれも候補がたくさんあるので、なかなか皆さん苦労しておりました。正解数も1個か2個と、かなりの難問ですが、皆さん熱心に考え答えを並べてくださいました。次回はもっとヒントを出したり出題に工夫をしますね。今月もご参加有難うございました。

ご家族も一緒にご参加いただける「失語症こみリハ教室」は、毎月第3土曜日の午後2:30から開催しておりますが、12月は会場の都合により、第2土曜日の13日の午前10:00~12:00に開催します。どうぞご注意下さい。詳細につきましては、お手数ですがいーたいむにお電話をいただくか、もしくはホームぺージのお問い合わせフォームからご連絡下さい。