令和4年4月のこみリハ教室


道路の雪もすっかり解けた4月16日土曜日、いつものようにスーパーアークス菊水店の2Fコミュニティルームでこみリハ教室を開催致しました。今月は失語症の方とそのご家族の方々10名にご参加頂きました。久しぶりにお会いした方や、初めてご参加の方もいらっしゃいました。室内は感染対策の為、席はご家族ごとにテーブルの間を離して換気をこまめにしながら行いました。


雪解けの季節らしく、前半のフリートーク=近況報告では、皆さん散歩を再開されているお話しが目立ちました。歩く先には、春のお花が咲き出しているようで、クロッカスや水仙、チューリップのつぼみなどみつけた花の名前などお聞きすることが出来ました。


はじめてご参加のAさんは自己紹介で少し緊張されているようでしたが、しっかりとお名前を言われ、終始笑顔でいらっしゃって下さったのが印象的でした。
映画通のYさんはいつものように007シリーズを紹介。映画のタイトルと主演俳優の名は、いつもだと書いてきたノートをお見せくださいますが、今日は音読で紹介頂きました。

そして今回から近況報告のほかに、一つこちらの質問にお答えいただくことをやってみたいと思います。今月は、「好きな果物は何ですか」という質問に致しました。
口頭で答えられる方はそのまま音声で、なかなか言えない方には書いて頂き、書字が難しい場合はカードの中から選んでお見せ頂きます。

皆さん大変よくお答えくださいました。柿がお二人いらっしゃいましたね。文字に書いて読み上げてくださいました。私がうっかり一つだけ聞いて次に話を振ってしまいましたが、あとでもう一つさくらんぼを書いてくださっていました。一つとは限らないですよね、失礼致しました。そのほか桃やメロン、熊本のみかんという、こだわりのお答えも頂きました。発話、文字、絵カード様々な方法をその場に応じて使いこなせるようになるといいですね。


次回も皆さんの会話が楽しくなるような質問を用意したいと思います!

後半のゲームは久しぶりのかるたビンゴです。ちょっと季節外れではありますが、今年1月にコロナや大雪の影響で開催できなかった時のリベンジです。いつやっても別にいいものですよね。
いーたいむ恒例のかるたビンゴは、かるたを縦横25枚並べて、あとはビンゴゲームの様式で読まれた札が自分の場にあったらひっくり返してゆき、5枚並んだら「ビンゴ!」と言って勝ちを宣言して頂きます。互いにプレッシャーをかけて頂く為に、4枚になった時「リーチ!」と大きな声でお知らせ頂きます。リーチとビンゴはごっちゃになってあたふたしながら、自分の場の札がなかなか読まれず眠たくなってきそうなことも?久しぶりにご参加くださったY2さんが、調子よくビンゴがどんどんできておりましたね。今回は読み札も皆さんに音読して頂きました。ご参加有難うございました。


こみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30~スーパーアークス菊水店2Fコミュティルームで感染対策をしながら開催しております。詳しくはいーたいむにお問い合わせをお願い致します。

令和4年3月のこみリハ教室


3月19日(土)14:30から、通常通り教室を開催致しました。前日の天気予報で昼過ぎから道内は荒れ模様と報じられ、お休みの方も多くみられますが、これは北海道の宿命ですね。天気は実際のところ札幌に関しては、それほどの荒れ模様は見られませんでした。ワクチン3回目を打ったばかりのYさんも、今日は大事をとってお休みです。そのような中、2組のご夫妻がご参加下さいました。

前半はいつも通りの近況報告です。
冬でもウォーキングを欠かさなかったKさんは、持病の腰痛が出て歩くのを少しお休みしているとのこと、今年の大雪や雪解け時期の足元の悪さもあるのでここは無理せず、春を待とうということに。又、以前提供した仮名文字チップを使って言葉をつくるなど練習を続けて下さっているとのことで嬉しいお話でした。

しばらくぶりにご参加くださったMさんは、12月に行った旅行のお話。どこへ行ってきましたか?の質問に、「しものせき」としっかりお答えくださいました。てっさ(ふぐ刺し)を食べてきたこと、そして又来月てっさを食べに下関へ行ってくるとのお話でびっくり!言葉や体の不自由さはあっても旅行を楽しみや目標として日々努力を重ねられていることに脱帽です。筆者も本場のてっさが食べたくなりました。


近況報告がいつもより早く終わったので、後半の失語症レクは、2本立てです。
一つめは仮名文字ビンゴです。


25マスにランダムにひらかな1文字を書き込みます。それから通常のビンゴゲームの要領で勝負します。
予想以上の接戦となり、たくさん文字をつぶせました。自分で仮名を選んで発音する、聞いてその文字を探す、4つ並んだら「リーチ」と知らせなくてはならないので、なかなか忙しいのでした。


2本目、ひらかなの次は漢字作りゲームです。漢字の偏とつくりのカードを1枚づつ順に引いてゆき、漢字を作っていきます。4人位で行うのが丁度良いように思います。


偏とつくりもバラバラにみると、難しいものですね。スタッフも漢字一つ一つ調べながら追いかけました。
ご自宅ではオセロを最近やってますとMさん、テーブルゲームの活用もお勧めしました。先ずは楽しくできることを増やせるといいですね。皆さんが集まると色々な情報が交換できます。

こみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30~16:30 スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております。
なお感染予防の為変更の場合もあります。詳しくは、失語症サロンいーたいむにご確認お問い合わせください。

令和4年2月のこみリハ教室


19日(土)、2か月振りの開催でした。まん延防止等重点措置期間中ではありましたが、参加人数や規模、ニーズを考慮し検討した結果、感染対策を強化(換気)しながら実施することに致しました。
ご参加者は失語症の方とそのご家族計7名です。

いつものようにテーブルの間隔を開き、ソーシャルディスタンスをとっております。ご参加者の半分以上、ボランティア、スタッフも含め既に3回目接種を終えています。


換気強化の為、窓をいつもより長時間開けながら始めましたので、皆さん外套を着たままでご参加頂きました。すみません!

前半の皆さんの近況報告は、3回目のワクチン接種についてその後の様子を伺いました。皆さん副作用は比較的軽かったようで高熱に苦しんだのはスタッフのみのようでした。腕の痛みや倦怠感はあったようです。副作用があるのも心配、ないとそれはそれで細胞の反応が鈍くなってるわ!と効き目があるのか疑わしいなど様々なお話しがありました。ともあれ、皆さん3回目接種に前向きです。

皆さんの誕生日と干支を正確に記憶されているKさんは、「(ご参加者のNさんが)2月3日にお誕生日でしたね。」と話され、Nさんの表情も和らぎそのNさんに年齢を確認するチャンスを頂きました。Kさん(筆者は失語症界の林家ぺーと呼んでおります)に感謝です。失語症の方は数字の理解や表現が軽度の方でも難しいことが多く、ひときわ発音や書字には緊張するものですが、少し悩まれつつもきちんとボードに年齢を書いて下さいました。やはり、直接皆さんでお会いでき、会話や情報交換ができる場は大切ですね。

後半のレクは、2本立て。
1つ目は、前回に続き仮名文字拾い&並べでした。失語症の方が苦手な平仮名のチップを並べ替えて単語をつくります。最初は慣れない方もどんどん集中力を上げて取り組んでいらっしゃいました。皆さんご家族のお助けも時に借りながら、ケンカしながら(⁉)成果を上げていました。
並べた単語を音読して頂き、それを聞き取ることもできる一石三鳥のリハゲームです。



2つ目は、連想ゲームQ&Aです。失語症の方々にご家族の皆さんが、yes-noで答えられる質問をしてその答えから、お題の絵を当てるという内容です。これもこみリハの定番レクですが、期間を開けて行ってみると、家族の皆さんも少し緊張気味です。しかしながら、今回も鮮やかな質問の投げかけと失語症の皆さんの回答で見事な展開となりました。


いつものように席の移動ができないので失語症の皆さんに答えを公開している間、ご家族の方には下を向いて頂いております。


大変な状況の中、ご参加くださった皆さん誠に有難うございました。来月も又皆さんお会いできますように…と祈る思いを強くしつつお開きの時間となりました。翌日の札幌は史上に残るであろう程の豪雪に見舞われたのでした。

ご家族も参加できる失語症こみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30~16:30、スーパーアークス菊水店 2Fコミュニティルームで開催しております。感染状況や天候により急な変更があります。詳しくは、いーたいむに直接お問い合わせをよろしくお願い致します。