令和2年11月のこみリハ教室


すっかり冬らしくなってきた11月16日土曜日の午後、いつものようにこみリハ教室を開催いたしました。ご参加の人数はご家族も含めて7名で、いつもより少し淋しかったですが、久しぶりにご参加の方もいらっしゃり近況報告会となりました。


「ついに降って来ましたね…」毎年のこの時期のセリフです。雪はつい厄介者扱いしてしまう筆者です(-_-;) 皆さんのお話は、久しぶりに映画を観に行ってみました/脳出血で倒れてから今月でちょうど8年目になりました/今年行ってきた山菜取りやダイエットのために野菜をたべてばかりいる(ご本人は草を食べていると言います)‥などなど様々な話題が飛び出します。たくさんの方で会話をするときの醍醐味です。

今月のゲームは、日本レクリエーション協会おすすめの「すきやきじゃんけん」です。
すき焼きに必要な材料カードをじゃんけんで勝って揃えて行くというゲームです。
二つのチームに分かれて対戦します。チームはそれぞれ家族という設定で、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん役を決めてもらい各自で対戦します。じゃんけんに勝つと、一枚カードを引けますが必ず欲しい材料が出るとは限らないのです。白滝ばっかり揃ったり、卵ばっかり揃ったりと案外必死になって肉を求めたりして盛り上がります。じゃんけんには不自由な右手で敢えて挑戦したりする場面もありました。


こみリハ教室は、毎月第3土曜日に開催しております。尚、次回12月は会場の都合で第2土曜日12月14日の午後2時30分から開催します。詳しくはいーたいむにお問い合わせください。

令和2年10月のこみリハ教室


先月に引き続きお天気にも恵まれた10月17日、スーパーアークス菊水店で、こみリハ教室を開催致しました。今月も感染対策ソーシャルディスタンスの環境です。今月は失語症の方5名とご家族様併せて9名の方が参加されました。

前半はこの1か月間の近況報告からです。



トップバッターのIさんは1年振りに帰省された息子さんと白老にオープンしたウポポイに行ってきたお話をしてくださいました。修学旅行生がたくさん来ていたことや施設の様子を楽しそうにお話しされていました。今回の訪問でアイヌ民族の文化に関心が高まったそうです。

Aさんは富良野にキノコ採りに行ってきたそうです。採ったキノコの名前がわからないという話から、スマホで写真に残せたら良かったのではと提案がありました。

他にも麻痺側の手を使って食べる練習を始めたIさん。食堂を出るのはいつも最後になるそうですが、頑張っているようです。

北海道近代美術館で開催されている「神田日勝展」を観に行ってきたというNさん夫妻や毎日欠かさずご夫婦で散歩を続けているNさんなどお元気に過ごされている様子をそれぞれお話してくださいました。この近況報告のために下書きをして、それをご家族にお手伝いして頂きながら読み上げるなど、日々努力されている様子が窺われます。

後半は失語症レクリエーションゲームです。


ゲームは「あなたのことが知りたくて」と歌の歌詞のような題名です。〇〇さんの好きなもの、例えば「好きな季節は? ①春 ②夏 ③秋 ④冬」から〇〇さんが何を選ぶかを予想するという内容です。それぞれホワイトボードに番号や答えを書き、最後に〇〇さんが答えを書くという課題を順番に行いました。

問題は「好きなビール会社」「行きたい国」「好きなラーメンの味」「好きな音楽」等々。こればかりは感を働せてのゲームでしたが、答えに書くのは、ご自分の嗜好に近いものになる傾向があったようです。楽しい時間もあっという間に過ぎてしまいました。次回またお元気な顔に会えますように。

11月21日に予定しておりました「こみリハ教室」は、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、中止とさせて頂きます。
次回のこみリハ教室は、11月21日(土)14:30~です。
会場はスーパーアークス菊水店2Fです。
詳しくは、いーたいむにお問い合わせください。

令和2年9月のこみリハ教室


秋晴れの9月19日、いつもの第3土曜日の午後、スーパーアークス菊水店の2Fでこみリハ教室の日です。まだ窓を開けたままでも開催できる気持ち良いお日和でした。
換気とソーシャルディスタンスの環境で、失語症の方とそのご家族併せて10名様がマスクをつけてご参加くださいました。

前半は、皆さんそれぞれにこの1ヶ月を振りかえっての近況報告です。


Kさんは、ご実家の病院で音楽療法士さんのコンサートを開催したこと、好きな作曲家はモーツァルトだそうですが、リクエストを求められて、「上を向いて歩こう」を選んだことをお話しくださいました。またNさんは、話し言葉ではなかなか説明できないのですが、いつもノートの絵やパンフレットなどの資料を使ってお伝え下さいます。

今回は奥様の誕生日に本州に住む妹さんからいつものお楽しみプレゼントが届いたお話。中身は勿論のこと梱包や切手の貼り方にも趣向を凝らして楽しませて下さるお話をいつもお聞きしておりますが、今回も東京出身の奥様が懐かしく楽しまれた梱包の切手をご主人が切り取ってファイルに忍ばせてきてくれました。


ご参加の皆さんで感心しながら拝見致しました。筆者も懐かしい昔の郵便局のマークを見つけました。旅行好きのIさんは、GoToトラベルを使いたいけども迷ってる~とか、他の方もそれぞれに麻痺の右手で最近書字の練習を始めたというお話や、減量を目的に散歩の回数を増やしている方、そろそろ秋のキノコ採りに出かける予定の方など様々な話題がありました。

近況報告の為のネタに悩み、「なんにもない」とお応えになる方もいらっしゃいますが、大丈夫です。必ず何かをお伝え頂けるよう私たちが質問を用意しております。言葉を発する必然性は、伝えたいことがあること、伝えたい相手がいることです。
おしゃべりが楽しく感じられるよう、私たちスタッフも努めて参ります。

後半は失語症レクリエーション、今回は恒例の質問ゲームです。


これは、失語症訓練の一つ通称PACE(ペース)訓練と呼ばれているものがベースになっております。失語症の方にお題となるものの絵を見せます。家族の皆さんはそれが何かを失語症の方たちの説明によって当てるというものです。本来のPACEでは口頭で説明する方法以外にジェスチャーや描画などできる表現方法を選択し用いるのですが、グループでは、このほかに解答者からの質問にハイかイイエで答えてもらう方法も取り入れており、聞き手の方たちにも失語症者との会話のコツを体験頂けます。

今日も失語症の方たちは説明に、聞き手の家族の方たちはどんな質問が答えにつながるか、各々頭を悩ませていました。「いざとなると難しいですね」と家族の皆さんが声を揃えていらっしゃいました。でも大丈夫です、必ずコツがつかめてきますので、これからも回を重ねて続けていきたいと思います。
今日もあっという間の2時間でした。

次回のこみリハ教室は、10月17日(土)14:30~です。
会場はスーパーアークス菊水店2Fです。
詳しくは、いーたいむにお問い合わせください。