令和7年9月のこみリハ教室
- 2025年09月29日
- お知らせ
失語症サロンいーたいむの言語聴覚士 金浜 悦子です。
このレポートでは、札幌で毎月開催している失語症の方のリハビリ教室
「こみリハ」の様子をご紹介しています。
この教室は、ご家族も一緒に参加することができます。
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北海道もようやく過ごしやすい季節がやってきました。20日土曜日の午後、いつものようにスーパーアークス菊水店2Fのコミュニティルームで失語症の方の為のこみリハ教室を開催致しました。
この日は午後から大雨になる予報でしたが、雨が降る前に開催できホッと致しました。失語症の方6名とご家族の方4名にご参加頂きました。
先月は開催日が丁度お盆と重なり、お墓参りなどで欠席されていた方もおりましたので今月は2ヶ月ぶりにお会いできた方もいらっしゃいました。
前半は恒例の近況報告です。
やはりお墓参りに行って来られた方のご報告が多かったです。旭川や余市でのお墓参りを済まされて、地元ならではのうに丼やとり料理のフルコースを召し上がってこられたとのことでした。
Kさんに「腰は痛みますか?」と尋ねると「大丈夫!」と元気にお答え頂き安心しましたが、奥さんからの情報では2カ所あるお墓参りの1カ所目が終わると「もう終わり」と言われて説得が大変だったようです。やはり長距離旅行は体力的にも大変になってきているのかも知れませんね。北海道は広いのでお墓参りも体力勝負です。
久しぶりに帰省した娘さんと一緒に積丹までドライブされた方もいらっしゃいました。会場では奥さんたちが今年のうに丼の価格値上がりについて盛り上がっておりました。
Aさんは、失語症になられてから祖先のルーツに関心が高まり最近市内の神社や史料館めぐりを始めているとのことです。言葉は出ずともスマホのマップを使って説明を試みられボードに自ら表現することに挑戦してくださいました。
札幌は全国的にみれば歴史が浅いと言われ神社仏閣も少ない土地だと思っていましたが、開拓当時の先人の思いが垣間見れて私もついバスガイド時代の案内文を思い出してしまいます。懐かしい…。
車を走らせてドライブや温泉グルメを楽しんだTさんのお話には必ず写真があります。
キノコ型の器に入ったグラタンがおいしそう!画像が無くてごめんなさい!!
そのキノコ採りが始まっているというお話も、キノコ採りが趣味のYさんは毎年キノコの名前が出てこずモヤモヤするせいか、今年はメモを持参してくださいました。色々あるのですね…。
今月もたくさんの情報を有難うございました。
後半のレクは、「記憶力ゲーム」です。
ボードに提示した複数枚の果物カードを短時間で見て覚え、手元の絵カードを助けに思い出して名前を言って頂きます。練習では6枚で初めて、本番は7枚です。10秒で覚えて頂きましたがちょっと時間は短かったかな。カードも多かったかな。また忘れた頃にやってみましょうね。
失語症の方とご家族も一緒に参加できる「こみリハ教室」は、毎月第3土曜日午後2:30~4:30までスーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しています。
詳しくはホームページのお問い合わせフォームをご利用ください。



