令和6年2月のこみリハ教室


冬の終わりが近づく気配を感じる2月の第3土曜日がやって参りました。スーパーアークス菊水店の2Fコミュニティルームにご参加の皆さんが集まりました。寒暖差が激しい昨今まだまだ寒い日がそして悪路が続いており、なかなかお見えになれない方もいらっしゃいますが、今月は7名の方のご参加を頂きました。


いつものように前半はこの1ヶ月の出来事をお話し頂きます。今月も色々な話題をご提供頂きました。
Nさんは、いつものようにメモ帳を広げて音読しながらお孫さんからもらったカニをカニ鍋にして食べて美味しかったですとのご感想でした。カニはお好きですか?に「うーん」となかなか明確なお返事が返ってこなかったのですが、ご主人が「 好きだよね」と助け船を出してくださいました。そこで皆さんにもカニが好きな人!ついでにウナギが好きな人!とお聞きするとほぼ全員手を挙げられましたが、ウナギは食べられない人がいらして「えー!」と声が上がりました。

Tさんは、近代美術館で国際芸術祭を楽しまれていらっしゃったそうです。撮影が許されているそうで、撮った画像を印刷してきて見せてくれました。脳の断面図?随分カラフルだなあと思いきや、「これ刺繍です」とのこと、ご自分の本物のCT画像もご持参くださって見比べさせて頂きました。色々な若いアーチストの作品が面白かったそうです。


美術好きのYさんはまだ行っておらず後で奥さんに行きたいと意思表示されていたようです。そのYさんは私たちの中では土鈴と缶バッチのコレクターで有名ですが、恒例の札幌雪祭りの記念缶バッチが今年も購入できたとの報告で現物もご持参くださいました。なかなか口頭で説明が難しいYさんは、新聞の雪祭り会場図を切り取ってきてバッチと一緒に広げて報告してくださいます。現在、缶バッチの数は、8723個です。ノートに書いた数字を指差しで教えて下さいます。着実に増えてます。



いつも元気にご参加くださるMさんは、なんにもないよと言いつつ愛犬の名前はしっかりお答えくださいます。足元が滑って危ないので今は日課のワンちゃんとのお散歩は我慢しているそうです。北海道の宿命とはいえ、春が待ち遠しいです。

後半は、失語症レクリエーションゲームです。今月も前回に引き続きビンゴゲームにしましたが、今回は各自にビンゴ用紙を作って頂きました。お題は「北海道の市の名前」です。先ずは皆さんで地名を出して頂きます。それを前のホワイトボードに書いていき、あとは皆さんに好きなもしくは書きやすい市名を16マスに埋めて頂きます。



それぞれに苦労されながらもなんとか皆さんご家族のお助けも借りて書き上げて下さいました。書き終わった時には何か運動をした後のようにふーと息を吐かれている方も。皆さんでジャンケンで順番を決めていざスタート!「リーチ!」「ビンゴ!」とあちこちで聞かれてあっという間にお開きの時間が参りました。

失語症の方とご家族もご参加頂ける「こみリハ教室」は、毎月第3土曜日午後2時半から4時半まで、
スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで開催しております。詳しくは失語症サロンいーたいむにお問い合わせください。