令和5年10月のこみリハ教室


北海道もようやく秋が深まって参りました。10月の第3土曜日、こみリハ教室を無事開催することができました。失語症の方4名、ご家族3名の方がご参加下さいました。


前半の近況報告は失語症の方々にゆっくり近況などを発表して頂きます。失語症でスムーズに言葉で説明するのが難しいのですが、それでも様々な工夫を用いて色々なことを教えて下さいます。

山菜採りが趣味のAさん、今年は腰痛におそわれています、ようやく薬が効いてきた。山には行ってますと。きのこの季節ですが…キノコの名前が出なくて去年から謎の品種を引きずっております。なめこ、らくよう、しめじは出るのですけどね…。会場全員で考え中です。


Yさんは近代美術館に行ってきたお話しです。言葉で伝えられない分たくさんのパンフレットや資料をご持参くださいました。前回の土偶好きになった話から故郷にある古代文字が有名なフゴッペ洞窟のパンフを見せて頂き、興味のきっかけがわかりました。

最近お仲間に入ってくださったMさんも笑顔でご参加くださいました。何も言えませんといわれるものの、愛犬のお名前はしっかりお答えくださいます!奥様からの情報で、ご病気をされてから初めてお一人でコンビニに行ってサンドイッチを来客9人分買ってきてくださったそうです。感激のご様子でした。私たちも嬉しくなります。

散歩を続けるK子さんは、途中で見つけた赤い実の樹をスマホのカメラで撮影、ご披露くださいました。何だろう?と会場の皆でまた考え中です。
失語症の方々が集うとは、語ること、仲間の話に耳を傾けること、誰かに伝えたいことが生まれる場となります。

後半のゲームは【サイコロ計算ゲーム】です。
1~9の数字カードをサイコロの出た目と同じになるように裏返し、きれいに早くカードが無くなったチームが勝利です。どのカードを残すか捨てるか考えなくてはいけません。意外にこれが盛り上がるんです(^-^; 初めての方でもサイコロを振っていくうちにルールがわかって行きます。分かった頃終わってしまうのでまたやりましょうね。


ご家族も参加できる「こみリハ教室」は、毎月第3土曜日午後2時半から、スーパーアークス菊水店2Fのコミュニティルームで開催しています。詳しくはいーたいむにお問い合わせください。