令和4年11月のこみリハ教室


第3土曜日の11月19日午後2:30、コロナの感染者が増加している中ではありますが、無事予定通り教室を開催することができました。失語症の方3名にご家族が2名と全体で5名のご参加を頂きました。
最近では、コロナ禍に皆さんにお会いできるのは本当に奇跡に近い気が致します。感慨深いです。

Aさんの「みんな5回目ワクチン打ったの?」といった問いかけから始まり、今回もフリートークが盛り上がりました!!!秋の予定のキノコ狩りも無事終わったとのことですが、今年はやっぱり思うような収穫にはならなかったようです。収穫では奥さんに負けたようです。悔しがっておりました。


Iさんのご主人が今日はお誕生日とのことでした。80歳には見えない若々しいご主人でいらっしゃいます。「生命保険がこの度切れて、息子に金が入らないぞと伝えました。」といつものジョークで皆さんを笑わせて下さいます。人生100年の時代ですね、80代はまだまだ活発に活動できるのです。うつのお話しやゴルフを続けるお話しなど話題は絶えません。失語症の奥様は、「今日は帰りにお寿司とケーキを買って帰ります。」とお教えくださいました。

Nさんは、先月末に行った平岡樹芸センターのパンフレットをファイルから外して見せてくれました。奥さんが説明を助けて下さいます。タイヤ交換に行った帰りに新聞に出ていたので行ってみました、とのことです。Nさんに「紅葉はきれいでしたか?」と質問すると首をひねっております。奥さん情報では、先に日本庭園を観てしまい、本尊のもみじにたどり着いたときは日没で薄暗くなっていました、見る順番を間違えました!とのことでした。来年もチャレンジですね。本当にきれいな紅葉のようです。


Aさんも来年チャレンジしたいと、「どうやって行くの?」と尋ねていらっしゃいました。桜並木やイチョウ並木も良いですが、もみじも見ごたえありそうですね。

後半の失語症レクは、2部構成となりました。
1部は、仮名文字ビンゴです。最近かな文字をよくゲームに用いております。


50音のかな文字から25マスのビンゴ用紙を埋めて頂きます。
かな文字は失語症の方には、漢字より理解が難しいと言われています。


五十音の半分といえどもこれを想起するのはエネルギーが必要です。
ご家族やスタッフのお手伝いもあり皆さん完成!ビンゴゲームスタートです。皆さんルールはバッチリなので、リーチをたくさん作ろうと集中です。「リーチ!」「ビンゴ!」の声で大いに盛り上がりました。

2部は、果物カードを使っての記銘力ゲームです。短時間でたくさんの果物を覚えて名前を思い出すのも失語症の皆さんにとっては大変なことなのです。
コロナに負けず、今月も皆さんのご参加に感謝です。

こみリハ教室は、毎月第3土曜日午後2:30から、スーパーアークス菊水店2Fで開催しております。詳しくは、いーたいむにお問い合わせください。