令和4年8月のこみリハ教室


雨の予報が出されていた第3土曜日の8月20日の午後は、こみリハ教室の開催日です。世の中は相変わらずのコロナ感染者激増中ですが、雨にも負けずコロナにも負けず、予定通り開催することができました。

午後は雨のようすもなく蒸し暑さが残る中でしたが、今日も失語症の方とご家族計7名の方がご参加下さいました。初めに皆さんに失語症の啓発本をお配り致しました。“札幌市障がい者コミュニケーション条例啓発漫画”は、主に若い世代の方を対象に様々なコミュニケーション障害について正しく理解して頂く為に制作されているものです。今回は失語症がテーマに取り上げられました。いーたいむの失語症の皆さんにも是非お子さんやお孫さん、ごきょうだい、ご親戚の方に広くご利用頂けたらと思います。


今日もまずは、皆さんの近況報告からです。
久しぶりにご参加下さいましたMさんにトップバッターをお願い致しました。たくさん文章を書いてきてくださり、お読みくださいます。道外に住んでいるお姉さん夫妻と、道南洞爺函館界隈をJRで旅行してきたというものでした。数日にわたった道中立ち寄ったところの地名や名所をゆっくり説明してくださいます。軽度とはいえ麻痺が残る足でいつも一生懸命歩行練習を続けているMさんですが、JRでの旅に挑戦とは驚きです。他の皆さんにとっても刺激になるお話しでした。

Aさんは、今話題の水柱のお話し、山歩き(=山菜採り)が好きで日頃からお仲間とあちこち出かけるAさんですが、そのお出かけの際にたまたま長万部に行って見られたとのことです。それ以外は定期健診やこの前のぎっくり腰のせいか、病院ばかり行ってたと話されました。

YさんもNさんもそれぞれ今月はやはりお墓参りに行ってきたとのこと。それほど混雑にも入ることなくお参りできたそうです。やはり8月ですね。

後半はこれまた恒例の「仮名文字言葉作り」です。
こみリハではすっかりおなじみになっておりますが、ひらがなの文字チップを使って言葉を作るゲームです。
50音の中から不作為に選んだ10文字を使って、各自単語を作って頂きます。すべての文字が使いきれるのを目指して。先ずは練習を兼ねて1回戦。皆さんそれぞれに文字をとっかえひっかえしながら様々な単語作りに挑戦です。今回は意味が分かれば1文字単語もOKに致しました。



少し慣れてきた2回戦目は、若干文字を多くしてみました。不作為に選ぶのでなかなか構成が難しい文字もありそうですが、皆さん本当に健闘されました。他の人が作っていない単語が一番多くできた人が優勝です。


コロナ激増の中、皆さん元気にご参加下さいました。こみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30~、スーパーアークス菊水店2Fコミュニティルームで、距離の保持と換気を行いながら開催しております。詳細は、失語症サロンいーたいむにお問い合わせ下さい。