令和4年7月のこみリハ教室


どんよりとした曇り空、今にも雨が降り出しそうなお天気の中、第3土曜日の16日の午後2時半から、こみリハ教室を開催致しました。失語症の方4名ご家族3名の合計7名の方のご参加を頂きました。コロナの感染拡大が急に増えてきて緊張感が増しておりますが、会場の消毒と換気を止めずに進行致しました。


前半は恒例の近況報告ですが、その前にコロナの現状や札幌でも始まった「失語症カフェ」について説明致しました。その後、近郊報告に移りました。

久しぶりにご参加のAさんは、ぎっくり腰をやってしまったようです。他のご家族に皆さんからも病院にかかることを勧められていました。皆さん意外にぎっくり腰の経験がおありで、色々なアドバイスや経験談がとびかっていました。

ウォーキングを習慣にしているKさんは、歩きながらあじさいが見られるようになったこと、恵庭で開催中のガーデンフェスタにお出かけされたことをお伝えくださいました。会場はとっても広くて一部を観て楽しんでこられたようです。

Yさんは、久しぶりにお孫さん家族とバーベキューを楽しんだとのこと、でもマスクしながら食べたそうです。このひと月で面白かった映画の紹介もして頂きました。

Hさんも久しぶりのドライブを西区の五天山公園まで行ってきたとのこと、テントがたくさん立っていて、人も多かったということです。短い北海道の夏です。外へ出かけるには絶好のシーズンですが、コロナが邪魔していることもあって、なかなかお出かけを勧めるのも難しいところです。

4回目のワクチンもどうしようかと迷っている方もおりましたが、皆さん接種を予定しています。重症化を防ぐことがこれからは重要になってきそうです。

後半のレクは、前回に続いて「親の心 子知らず」ゲームです。
順に各チームが親か子になりお題に合わせた言葉を想起します。親は子に当てられないように、子は親の答えを当てるためにお互い裏をかきながら言葉を選びます。前回、タイムオーバーで最後のチームまでたどりつけずに終わったので、今月も同じルールで取り組んで頂くことにしました。

今回のお題は、①北海道のお土産といえば ②味噌汁の具 ③文房具 ④ジャムになるもの でした。
それぞれのテーマごとに、かわりばんこに親となったり子になったりして言葉の想起に挑戦です。失語症の方々にとって言葉を想起するのは一番の難題です。ご家族やスタッフに援助して頂きながら、答えを絞り出していらっしゃいました。時に描画表現も活用されて、文房具などは懐かしいものもたくさん出て、今月も大いに盛り上がりました。


いーたいむのこみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30~16:30 スーパーアークス菊水店2Fで開催しています。詳しくはいーたいむにお問い合わせください。