令和3年11月のこみリハ教室


どんよりとした曇り空の20日は、こみリハ教室の日です。今月は、失語症の方とご家族10名のご参加でした。いつもボランティアでご参加くださるご家族と、見学のSTさんもいらしたので、コロナ以前の教室を思い出します。前半の近況報告と、後半の失語症レクの2部構成です。


恒例の近況報告では、久しぶりにご参加くださった方が、「体重が増えて困っている」というお話(そうは見えないのですが)や、ご夫婦の誕生日を久しぶりに地元でお仕事されているご子息と一緒にお祝いできたお話、百合が原公園に行って冬の花を観賞されたお話などお伝え下さいました。

ひと月のうちには話題らしいものが見当たらす、「なんにもありませんでした」という方も多いのですが、こみリハのご参加メンバーは半ばプレッシャーのように(苦笑)話題作りに努めてくださいます。メモ帳をご持参の方も増えています。ご家族のご協力にも感謝です。特に大病をされての療養生活では、何かを誰かに伝える機会を持つことこそ大変なことですがとても大切なことです。そしてグループの良さは、他者の情報を知る事や関心を寄せることができるということです。

先月にお聞きした作成中のコレクションリストをご披露頂けたり、いよいよ道外旅行の計画を発表下さる方など、コロナの心配はまだまだありますが、徐々に行動緩和が広がっていることも実感します。
来年こそは、ご無沙汰のバス旅行も企画できたらいいのにと、思いをあらたにしました。

教室後半の失語症レクは、ヒントで県名を当てるゲームです。
各県の名物や名所をヒントに、どこの県名かホワイトボードに書いて当てて頂くという内容です。



最初は3つのヒントを提示していましたが、皆さんには簡単のようでしたので段々ヒントの数を減らしていきました。第1ヒントでは難しいと四苦八苦される方もいらっしゃいましたが、今回は、さすが、旅行好きの方々に軍配があがりました。次回は旅行話を楽しみにしています。


こみリハ教室は、ご家族もご参加頂けます。毎月第3土曜日午後2:30~、スーパーアークス菊水店2F コミュニティルームで開催しています。
詳しくは、いーたいむにお問い合わせください。メールフォーム、もしくはお電話でお願い致します。