令和2年10月のこみリハ教室


先月に引き続きお天気にも恵まれた10月17日、スーパーアークス菊水店で、こみリハ教室を開催致しました。今月も感染対策ソーシャルディスタンスの環境です。今月は失語症の方5名とご家族様併せて9名の方が参加されました。

前半はこの1か月間の近況報告からです。



トップバッターのIさんは1年振りに帰省された息子さんと白老にオープンしたウポポイに行ってきたお話をしてくださいました。修学旅行生がたくさん来ていたことや施設の様子を楽しそうにお話しされていました。今回の訪問でアイヌ民族の文化に関心が高まったそうです。

Aさんは富良野にキノコ採りに行ってきたそうです。採ったキノコの名前がわからないという話から、スマホで写真に残せたら良かったのではと提案がありました。

他にも麻痺側の手を使って食べる練習を始めたIさん。食堂を出るのはいつも最後になるそうですが、頑張っているようです。

北海道近代美術館で開催されている「神田日勝展」を観に行ってきたというNさん夫妻や毎日欠かさずご夫婦で散歩を続けているNさんなどお元気に過ごされている様子をそれぞれお話してくださいました。この近況報告のために下書きをして、それをご家族にお手伝いして頂きながら読み上げるなど、日々努力されている様子が窺われます。

後半は失語症レクリエーションゲームです。


ゲームは「あなたのことが知りたくて」と歌の歌詞のような題名です。〇〇さんの好きなもの、例えば「好きな季節は? ①春 ②夏 ③秋 ④冬」から〇〇さんが何を選ぶかを予想するという内容です。それぞれホワイトボードに番号や答えを書き、最後に〇〇さんが答えを書くという課題を順番に行いました。

問題は「好きなビール会社」「行きたい国」「好きなラーメンの味」「好きな音楽」等々。こればかりは感を働せてのゲームでしたが、答えに書くのは、ご自分の嗜好に近いものになる傾向があったようです。楽しい時間もあっという間に過ぎてしまいました。次回またお元気な顔に会えますように。

11月21日に予定しておりました「こみリハ教室」は、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、中止とさせて頂きます。
次回のこみリハ教室は、11月21日(土)14:30~です。
会場はスーパーアークス菊水店2Fです。
詳しくは、いーたいむにお問い合わせください。