令和元年5月のこみリハ教室の様子


令和元年5月18日(土)の午後、こみリハ教室を開催いたしました。

場所はスーパーアークス 菊水店、2階のコミュニティホールです。
前半の近況報告では、ゴールデンウィークのお出かけの話題や、山菜取りの話しなど盛りだくさんでした。道外の旅行やドライブ、市内観光スポットに行かれたりと、活動的です。
そして、実際に出かけた先のチラシを見せてくださる方もいました。



このように、言葉で説明が難しい場合は、行った先のチラシやパンフレットを入手してくるのがオススメです。それを使って周りの方に伝えると、具体的なイメージが湧きやすく、よりスムーズなコミュニケーションにつながります。使える物は、どんどん取り入れて行きましょう。

後半は、レクレーションを通してコミュニケーションを楽しみます。
今回は推測ゲームです。
失語症当事者とご家族に分かれて、まずは、ご本人達がお題の絵を確認します。それが何かを当てるために、ご家族が様々な質問をしてお題の絵が何なのかを、推測していきます。質問のルールは「はい・いいえ」で答えられるものにすることです。ご本人達にとっては聞くトレーニングになり、ご家族にとっては聞きたい事をよりスムーズに聞き出すための練習にもなるゲームです。


ポイントは大枠から質問をしていくことです。
左のご家族から出た質問をご覧ください。
大枠の「動物?」が「はい」となりました。
「大きいか?」には「…はい」と、答える前に少し間がありました。このような即答ではない返答は推測するうえで重要となってきます。
この後、「動物園にいる?」には「はい」、「農家にいる?」には「いいえ」、「北海道にはいる?」には「いいえ」となりました。ご家族からは、「ぞう、きりん、かめ、いのしし」との推測が聞かれましたが、不正解でした。あてずっぽや思い込みで質問するとどんどん答えが遠のきます。

正解はこちら、北海道にいない動物で、動物園にいて、大きさが微妙な動物。
猿でした!


このゲームは、失語症の症状が重くても軽くても、ご家族も、皆様が参加できます。またお題を変えて定期的に行っていく予定です。

こみリハ教室は毎月1回、第3土曜日に開催しています。
お気軽にお問い合わせください。