平成31年3月のこみリハ教室の様子


平成31年3月16日(土)の午後、こみリハ教室を開催いたしました。
場所はスーパーアークス 菊水店、2階のコミュニティホールです。

前半は、近況報告会。今月は、2月末のいーたいむ企画のハワイ旅行に参加していただいた方々もおり、その話でまずは盛り上がりました。ハワイ旅行、行く前は何かと不安がありましたが、無事に出発、帰還することが出来、皆様楽しんでいただけたご様子です。様々な感想をいただきました。その中でも、「現地の方は何も言わずに手を貸してくれる。とても助かった。」、「障害者に対する意識が日本と違うと感じた。」との感想が印象的でした。ハワイのゆったりとした雰囲気がそうさせるのでしょうか…。

また、街中にも杖や車椅子を使って一人で行動されている障がい者の方も数多く見られ、公共のバスや施設のバリアフリーもとても整備されていると感じました。また、大阪旅行を楽しんでいらした方からは、伊勢神宮で砂利道専用の車椅子を借りることが出来て便利だったとの情報を頂きました。皆さん砂利道専用車椅子に興味津々でした。

映画を見に行った方は、アカデミー賞受賞作品の「グリーンブック」をご覧になったとのことです。見に行ったという事象は何とか説明できても感じたことなどを詳しく説明することは、失語症の皆さんにとっては一際難しいことです。が、この時間はご家族に助けて頂いたりしながら様々な方法で伝える場面でもあります。ですから進行役の金浜もしつこくしつこくお聞きしてしまうのですよね。


後半は、レクレーションを通してコミュニケーションを楽しみます。今回は、2つのサイコロと数字のカードを使ったゲーム。出たサイコロの目の合計数を、手もとの数字カードから選び、効率よく捨てて行き、一番早く数字カードがなくなったチームが勝ちというゲームです。数字カードは1~9までの9枚。2人チームでサイコロを転がします。サイコロの出た目をみて、頭の中で計算をして、カードを選びます。


例えば、サイコロの目が、「6」と「4」が出た場合。
足して「10」になりますので、カードの捨て方は「1と9」又は、「2と8」、「3と7」、「4と6」の4通りが考えられます。残ったカードに合わせて、頭の中で計算をして捨てるカードを考えます。

そして盛り上がるのは後半です。
残ったカードをいかにサイコロの振りで射止めるか。一回一回、落胆、歓喜の声が上がります。ちなみに。このように大きな数を残してしまうと、出てほしい目が限定されやすくなるため、カードを捨てるのが難しくなってきます。


今回はなかなかカードを全て捨てられるチームが出ず、残ったカードの数字を足して一番小さい数のチームを勝ちとしました。サイコロを振る手にも、ついつい力が入って行く皆さんでした。

こみリハ教室は毎月1回、第3土曜日に開催しています。
お気軽にお問い合わせください。