令和8年5月のこみリハ教室
- 2026年05月20日
- お知らせ
失語症サロンいーたいむの、言語聴覚士 金浜 悦子です。
このレポートでは、札幌で毎月開催している失語症の方のリハビリ教室
「こみリハ」の様子をご紹介しています。
この教室は、ご家族も一緒に参加することができます。
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ライラックが咲き始めた5月16日の第3土曜日、先週5月9日のバス旅行にもご参加くださった失語症の方と、ご家族9名がお集まりくださいました。
冒頭では、先日のバス旅行を振り返ったあと、5月23日にシンポジストとして参加予定だった「日本訪問リハビリテーション学術大会」を辞退したことについて、ご報告とお詫びをさせていただきました。
気分を変えて、皆さんからの近況報告の時間です。
研究熱心なAさんは、先日のバス旅行の際に食べたお寿司のワサビから「わさび」という書籍を持参され、伊藤若冲が描いたワサビの絵を紹介してくださいました。以前お勤めだった会社では、意外にもわさびも取り扱っていたそうで、興味深いお話でした。是非また詳しいお話をお聞きしたいものです。先日の旅行で訪れた滝野スズラン公園では、山野草の女王「シラネアオイ」や北海道固有のカタツムリ「サッポロマイマイ」についても調べ尽くしていらっしゃいました! お時間が足りなかったですね(笑)。
Nさんは、ノートのページを見せてくださいます。5月6日は家族が一同に集まって、母の日の焼肉会を楽しんだとのことです。今回は食後にテレビで日ハムの試合を観戦し、思わず歓声を上げられて、それを聞いた家族がこんなに声が出るの?とびっくりされていたと奥様からお聞きしました。
Hさんは、5月14日に北海道神宮に行ってきたとのことです。車椅子をお使いですが、なんと地下鉄のデビューだったそうです。地下鉄の駅から神宮までは結構距離がありますが、すごい勇気! 神宮の参道は砂利道なので、遠くからお参りをして…(笑)。神宮では、六花亭 神宮茶屋店限定の焼き餅菓子「判官さま」を味わったり、もう一軒の神宮茶屋では「福レ餅」を楽しんだりと、笑顔いっぱいの時間になったようです。長い冬を超えて、先週のバス旅行やこみリハの参加で、外出範囲が急激に拡大しています。
山菜採り名人のYさんは、昨日も山に行ってきたとのこと。最近は体力作りにプールも通い出したとのことで、ますますお元気です。ご参加の方から、熊スプレーは持参するのかと質問がありましたが、スプレーは高いので、笛と音が鳴る物を持参しているようです。熊は怖いので、熊対策は万全に。
お花好きのKさんは、バス旅行でも山の悪路を歩いてご覧になっていましたね。本日も、あらかじめご用意されたメモを見ながらのご報告です。地下鉄利用も少し慣れてきたこと、夏場になって足腰を鍛えるためのお散歩も復活されているとこのとです。先日、芝桜をスマホで撮影したそうなのですが、今回は肝心のスマホを持参されなかったとのことで、「それは来月のお楽しみですね」と、みなさんで笑顔になりました。
後半のゲームは、「仮名文字作り」です。
失語症の方にとっては難しい、平仮名の文字チップを使って言葉を作るゲームです。みなさんと同じ言葉には1点、誰も作っていない言葉だったら5点という点数制でチャレンジです。まず、司会者が無作為に仮名文字を12個選びます。それを使って自由に名詞言葉を作ります。意外に5点の言葉がたくさんありました。
2回戦目は、10文字に減らして行いました。これまた、他の人が作っていない言葉がたくさんありました。ご家族のみなさんにも好評で、時間を忘れてしまうゲームです。
先のバス旅行については、みなさん大変楽しかった、お寿司が美味しかったとお伝えくださり、ホッとしました。
19回目となった今回のバス旅行は、いーたいむ主催のバス旅行としては最終回となりました。
主催者としては淋しさもありますが、これまで大きな事故もなく、多くの方に旅の楽しさを感じていただけたことを嬉しく思っています。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
「旅は最高のリハビリ、旅は心の財産です」これは、先輩からの受け売りのことばです。
ご家族も参加できる失語症こみリハ教室は、毎月第3土曜日午後2:30~4:30 スーパーアークス菊水店2F コミュニティルームで開催しております。詳細やご質問は、いーたいむのお問い合わせフォームをご利用ください。



