令和4年2月のこみリハ教室


19日(土)、2か月振りの開催でした。まん延防止等重点措置期間中ではありましたが、参加人数や規模、ニーズを考慮し検討した結果、感染対策を強化(換気)しながら実施することに致しました。
ご参加者は失語症の方とそのご家族計7名です。

いつものようにテーブルの間隔を開き、ソーシャルディスタンスをとっております。ご参加者の半分以上、ボランティア、スタッフも含め既に3回目接種を終えています。


換気強化の為、窓をいつもより長時間開けながら始めましたので、皆さん外套を着たままでご参加頂きました。すみません!

前半の皆さんの近況報告は、3回目のワクチン接種についてその後の様子を伺いました。皆さん副作用は比較的軽かったようで高熱に苦しんだのはスタッフのみのようでした。腕の痛みや倦怠感はあったようです。副作用があるのも心配、ないとそれはそれで細胞の反応が鈍くなってるわ!と効き目があるのか疑わしいなど様々なお話しがありました。ともあれ、皆さん3回目接種に前向きです。

皆さんの誕生日と干支を正確に記憶されているKさんは、「(ご参加者のNさんが)2月3日にお誕生日でしたね。」と話され、Nさんの表情も和らぎそのNさんに年齢を確認するチャンスを頂きました。Kさん(筆者は失語症界の林家ぺーと呼んでおります)に感謝です。失語症の方は数字の理解や表現が軽度の方でも難しいことが多く、ひときわ発音や書字には緊張するものですが、少し悩まれつつもきちんとボードに年齢を書いて下さいました。やはり、直接皆さんでお会いでき、会話や情報交換ができる場は大切ですね。

後半のレクは、2本立て。
1つ目は、前回に続き仮名文字拾い&並べでした。失語症の方が苦手な平仮名のチップを並べ替えて単語をつくります。最初は慣れない方もどんどん集中力を上げて取り組んでいらっしゃいました。皆さんご家族のお助けも時に借りながら、ケンカしながら(⁉)成果を上げていました。
並べた単語を音読して頂き、それを聞き取ることもできる一石三鳥のリハゲームです。



2つ目は、連想ゲームQ&Aです。失語症の方々にご家族の皆さんが、yes-noで答えられる質問をしてその答えから、お題の絵を当てるという内容です。これもこみリハの定番レクですが、期間を開けて行ってみると、家族の皆さんも少し緊張気味です。しかしながら、今回も鮮やかな質問の投げかけと失語症の皆さんの回答で見事な展開となりました。


いつものように席の移動ができないので失語症の皆さんに答えを公開している間、ご家族の方には下を向いて頂いております。


大変な状況の中、ご参加くださった皆さん誠に有難うございました。来月も又皆さんお会いできますように…と祈る思いを強くしつつお開きの時間となりました。翌日の札幌は史上に残るであろう程の豪雪に見舞われたのでした。

ご家族も参加できる失語症こみリハ教室は、毎月第3土曜日14:30~16:30、スーパーアークス菊水店 2Fコミュニティルームで開催しております。感染状況や天候により急な変更があります。詳しくは、いーたいむに直接お問い合わせをよろしくお願い致します。